数学と教育とその他いろいろ

高校数学教師を目指す日記

リスキング

今日も4時に目が覚めた。朝のルーティン(瞑想、運動)をこなし、ブログを書いている。私は朝は強いようだ。

昨日は昼間やる気が皆無だったが、何かのyoutubeの影響で、部屋を片付け、料理を作った。嫁に感謝された。こういった、身近なところからコントロールしていくことが幸せに繋がり、成功につながるのだろう。

さて、今日は新聞からの記事を考察してみる。

アマゾンが従業員向けに先端IT技術を教育しているそうだ。リスキングといい、ビジネスに必要なスキルを習得させる。リカレント教育は職を離れて新しいことを学ぶが、リスキングは職の延長で新しい仕事をするために学ぶ。昨今はAIやデータサイエンスが普及しだして、技術の発展が著しい。だから学び直しは必要なのだが、ここでも先陣をきるのはアメリカのITジャイアントだ。

日本はどうなのだろうか。リスキングが求められていると分かっていても、結果に結びつくのはまた周回遅れになると考える。なぜはらば以下の3点があると考えられるからだ。

第一に経営層がITに弱い。大手やそのグループ企業はとくに多いと考える。これは私が見てきた経験談だ。AIとRPAの違いも分かっていない。企画も全て下任せ。自分たちは上からの指示をおろしているだけ。これではリスキングはできないし、仮にやったとしてもそれをビジネスに活かすことはできないだろう。そして新たな使えるスキルを身につけた若手は次を求めて辞めていく。

第二に社員のモチベーションが低い。年功序列は昔は良い制度だった。日本の会社はまだそれが根強く残っている。だから新しいことを学ばなくてもお給料はもらえるのだ。だからモチベーションは低い。あと10年くらいして日本が世界から取り残されてから、学び直しの重要性に気づくのではないか。

第三に内製化色が強い。これも自分の経験だが、日本はオープンイノベーションというのに弱い気がする。自分たちの業界だけで通用する規格やスキルを育て上げようとする。これではリスキングも社内だけでの内製化になる。するといつものOJTと変わらない。本当に新しいスキルではないのだ。

以上、3点から今の日本企業では多くの会社が世界から取り残されて、10年後に本当の危機が訪れるだろう。

そのときまでに何ができるだろうか?

私はこれから公教育に携わろうとしている。

その時に教えられるのは、自ら学び続ける姿勢である。

社会で生きるために必要なスキルは、今のところつぎのように考えている。

1.必要なことを学び続けるスキル

2.コミュニケーションスキル

3.幸せを感じるスキル

このことについてはいずれ書いてみたい。