家の購入について
購入vs賃貸、戸建vsマンション、新築vs中古。昔からよく聞く家に関する議論。色々な本やサイトを見ても万人に対する答えはない。この議論に関して私自身の答えについて書いてみる。
結論から言うと、周りの意見に惑わされず、自分がどうしても欲しいという家を無理のない額で選択する、が答えだ。結局人それぞれということか。。
成功者の中には、賃貸一択、という答えがあるようだ。賃貸のメリットは、1.ライフスタイルに合わせて移動しやすい、2.持ち家は負債、3.駅近物件が多い、というものが理由らしい。一つ一つ見ていく。
1.ライフスタイルに合わせて移動しやすい
確かに仕事の都合で、家族構成の変化で、海外に行きたくなったから、という理由ですぐに家を変えられるのは大きなメリットだ。ただ、これは個人で稼げるフットワークの軽い人だけの話だと思う。
凡人はコロコロ仕事を変えるわけにはいかないし、できない。だから成功者の理論を鵜呑みにしてはいけない。
2.持ち家は負債
家は買った瞬間から価値が下がるしローン地獄に陥る。確かにそう。しかし、もともと投資目的ではなく、凡人のささやかな幸せ、本当にリラックスできる場所を持ちたいという願望であれば、資産価値は関係ない気がする。それに上物は価値がなくても、土地の価値は残る。
ローンに関しては、自分の収入を確保し無理ない範囲で買えばいい。とはいえ、安定など無い時代、突然収入が途絶えるかもしれない。そこはリスクだが、公務員の地位を手に入れたので、ひとまず大丈夫と考えている。
3.駅近物件が多い
駅まで5分のような戸建てはさすがに無理でも、徒歩20分まで許容し、かつ車や自転車、バスをうまく活用すればまあまあよい土地があるものだ。
さて、このような反論をしつつ、自分の家に関する考えは以下のとおり。
まず、次のようなどうしても持ち家が欲しい理由があったから購入でよいと考えた。
1.家賃がもったいない
どうせ家賃支払い続けるなら垂れ流しより最後に手元に残る購入がいい。
2.広さや自由が欲しい
子供2人で3LDKは欲しい。広く綺麗なお風呂が欲しい。犬を飼いたい。庭でバーベキューしたい。これらはマンションではできない。また、マンションを見学した結果、上下左右の家との関係、騒音を気にしてしまうことや、狭いことや、ホテルのような廊下が嫌だと分かった。
3.住みたいハウスメーカーの家がある
知人が住んでいた、木の温もりがある、おしゃれで、リラックスできる家に憧れた。
次にお金のことなど現実を見てみた。
現実
・欲しい家の金額は、全国平均4,397万円より高めだが、ファイナンシャルプランナーに相談したところ、厳しめのライフプランでも額的には問題ない支払い範囲であったこと
・住み慣れたエリアで、駅徒歩20分以内で、欲しいハウスメーカーが建てられる場所が偶然あったこと、
・建てるならゼロから関係構築できる新興住宅地と思っていたが、これも条件を満たしていたこと、
以上より結論
・住み慣れた土地の新興住宅地で無理ない予算範囲で好きな家を建てる
こととした。
ただし、懸念点があった。それは、条件付き土地だということ。その土地はハウスメーカーが代理販売しているもので、他のメーカーの家は建てられないというもの。もともと欲しい家だったので問題はないのだか、できれば、土地と家は分離して考えたい。土地を購入して、その後、複数メーカーを比較して家を建てたかった。ふっかけられる一社独占のリスクを懸念した。
しかし、なんと、この新興住宅地に欲しいメーカーの建売があった。これはモデルハウスとして特別に建てるもので、それを購入できるとのこと。もう出来ているので後からふっかけられることは無いし、モデルハウスなので出来もよい。おまけにモデルハウスを買うので通常よりお買い得になっていた。しかも、一度先に取られていたのに、先約者がとある事情で買えなくなったとのこと。
これはもう買うしか無いだろうと、購入を決断。
このことから、私はどうしても欲しい家を無理のない額で振興住宅地に割安で購入することとした。
ネットの情報や周りの意見に流されず、自分の意見で選択してほしい。